ちょっとおもしろいニュースを見つけました。
レオナルド・ダヴィンチの作と思われる裸婦像が見つかったそうなんですが、それがなんとかの有名な「モナ・リザ」こと「ジョコンダ婦人の肖像」のそっくりなんだそうで、ちょっと話題になっています。
じゃあ見てみますか。
ちなみにこちらがルーブル美術館にある本物
顔はまあ、似ているけど全く同じとは言いがたい(第一、ダヴィンチの描く人間は同じような顔をしたものが多い)。
しかしこの正面を向くポーズ、腕の置き方、背景の空間、両脇に見える柱など、明らかにモナ・リザを意識した、というかすぐにモナ・リザを連想する構成がされているのも事実。
この絵は、最低でも一世紀の間、個人の書斎の壁の中に隠されていたそうです。
ナポレオンの叔父ジョゼフ・フェッシュのコレクションの一部だったらしく、一緒に見つかった書類にはフェッシュが「ダヴィンチによるフランシス一世の愛人、モナ・リザの肖像画」を買ったと書かれていました。
現在はダヴィンチの故郷、イタリア、ヴィンチ村にある美術館に展示されており、製作年と本当の作者を調べる調査が行われています。
これは本物のダヴィンチの作品でない可能性のほうが高い、ということですが、もしかするとダヴィンチによるオリジナルのコピーであるかもしれない、とニュースでは言っていました。
ダヴィンチが裸のモナ・リザを描いていた、というのは中々信憑性の高い仮説です。
と言うのも、ヌードのモナ・リザだと言われる作品は最低でも6つ見つかっているのです。
どれもダヴィンチの作ではないものの彼の作風に良く似ており、ダヴィンチによる本物を見た信奉者たちが真似して描いた、というのは確かにありそうな話ですな。
専門家によると、この絵はダヴィンチの弟子たちによるモナ・リザをテーマにしたエロティック絵画のシリーズの一枚ではないか、ということです。
このシリーズは「モナ・ヴァナ」と呼ばれていたそうで、まあ要は上半身裸の女(多分娼婦や貴族の愛人)がモナ・リザっぽいポーズを取った絵なんですが、当時は不謹慎だということであまり人目に触れることはなかったんだそうです。
っていうか、モナ・リザをテーマにエロ絵画を描くって!
わたくし、いろんなエロ絵画を見てきましたが、モナ・リザをエロくするっていう考えには及びませんで。
やっぱりあれかね、あの胸の開き加減が、1400年代には刺激的だったんですかね。
眉毛無いのもセックス・アピールの一環だった?