すいません、まだ映画見てません!クーロス像についても書き終わってません!
実はちょっと先に書きたいものができちまいまして、と言うのも、
アメリカはニューヨーク発の超前衛的ファッション・アート雑誌である
「Vマガジン」の最新号の表紙が見逃せなかったのですよ!!
どうですか!
ヴォーグやコスモポリタンなんかと違って、Vマガジンは知る人ぞ知るというタイプの雑誌だと思うんですが、
この表紙はすごいっすね!思わず 「おおー!」と声を上げてしまいました。
まずモデルの説明からですが、黒髪の女性はセルビア出身のパフォーマンス・アーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチで、ふんどし姿で彼女に担がれているのはスーパーモデルのタイソン・バルーです。
いやー、アブラモヴィッチは結構な年齢のはずなのに、独特の貫禄を漂わせていて美しい。
剃刀で身体を傷つけたり、火の中に横たわったりと過激なパフォーマンスで知られる彼女
ですが、スタイルも良くて、モデルとしても全然いける。
そして、注目すべきはやはりタイソン・バルー。
だって、このポーズはかの腕だらんでしょう!
ピエタ、すなわち聖母マリアの腕に抱かれた死せるキリストのポーズとして紹介したアレです。
裸にちっさいふんどし一丁という出で立ちも、間違いなくキリストをイメージしたものでしょうな。
前にミケランジェロのダビデ像みたいな人間はいないと断言しちまいましたが、
あれ撤回します。
だって、この人のカラダすごいっすよ! 何なんですかこの肉体!
さすがは、世界で一番売れっ子の男性モデル。本当に彫刻のような身体です。
見ておいて損はない肉体↓
さて、以前紹介したとおり、あのピエタのポーズというのは、聖母マリアに横向きに抱えられ、右腕がだらーんと垂れ下がり、頭も後ろにがくっと垂れ、無防備でそこはかとなく扇情的なんですが、この写真では、このポーズの持つ官能性が本当に強調されております。
キリストっぽくポーズを取っている写真の中のバルーは、死体っぽいどころか、色気ムンムン超生身。
白くてしなやかな筋肉に覆われた肢体は、何と言うか、エロい。
まあ、バルーのように、彫刻のような肉体を持つモデルがやって初めて、かもし出される
エロチシズムかもしれませんが。
これでアブラモヴィッチがバルーを膝に抱きかかえていたら、相当に宗教画っぽい写真に
なっていたと思うんですが、黒のスーツ姿の彼女が肩にバルーを担いでいるという画は
中々斬新でいいですね! 力強くてセクシー!みたいな。
ちなみに、この表紙のスタイリングをしたのは今をときめくレディ・ガガのスタイリストであるニコラ・フォルミケッティです。
生肉ドレスだ人毛ビキニだと、ガガ様のファッションは何かと物議をかもしておりますが
やっぱりこのスタイリスト、ただ者じゃない・・・!
「腕だらん」のエロさにナイス着目。
買っちゃおうかな、Vマガジン・・・。