2016年10月30日

ヒエロニムス・ボス「快楽の園」

世間はハロウィンで大変な騒ぎですね。

ゾンビやらなんやら、まがまがしい装いの若者たちが奇声を上げながら練り歩く様子がテレビで伝えられています。

これも一種の「地獄絵図」かと思っていたら、ぴったりの絵を思いつきましたよ。

15世紀後半から活躍したネーデルランドの画家、ヒエロニムス・ボス(1450頃ー1516)の代表作、「快楽の園」です。

1490~1510頃 プラド美術館

ボスが多く制作した3連祭壇画の一つですが、現在はスペインの美術館にあります。
よく知られた作品なので、どこかで見たことのある方も多いかもしれません。

この3つのパネルのうち、一番有名なのは右の「地獄」の図です。



このモンスターのオンパレード!
また、恐ろしいんだけど大変ユニークな拷問がそこらじゅうで行われています。


ここまで見ると、
「確かにグロきも面白いんだけど、ちょっとエロが足りないよね」
と思った方、大丈夫です。

アナルプレイの絵を入れておきました。(さらりと!)
うん、花を植えてますね

これは中央のパネルの前景※にいる人物なのですが、
(※前、中央、後ろと絵画空間を区切った時の一番手前の空間)

はー?? 何これ何してんの?! となる方のために説明します。

つーか、これを見て「あー、花でアナルプレイね、なるほどー」ってなる人の方が少ないよね。



「快楽の園」は3連パネルですが、パネルを閉じた状態の扉の裏側の絵も含め、4つの図が描かれています。

パネルの裏側には、旧約聖書の一番最初にある創世記から、ユダヤ教・キリスト教の天地創造の物語が描かれ、

左側のパネルは同じく創世記から、神がエデンの園で最初の人間アダムにその妻のエバ(イブ)を与えており、

中央のパネルが、作品のタイトルになっている「快楽の園」で、裸の男女が動物や果物と戯れている様子が描写され、

右側のパネルでは、真ん中の図で「キリスト教的に罪深い、いけない」とされていた行動に対する結末として、地獄が描かれています。

ちなみに地獄の背景は当時のネーデルランドですね。水車や橋が見えます。
ボスの生きた時代のちょっと先に地獄があるってことでしょうか。


作品が作られた当時は北部ルネサンス期の前期にあたりますが、キリスト教と絵画は以前として深くつながっており、特に宗教的なモラルを説く作品も多く作成されました。





中央の「快楽の園」が具体的に何を指しているのかは所説ありますが、聖書の教えとは真逆の、肉体的な悦楽にふける人間たちを指しているのは間違いないと。


聖書から離れた肉体的な快楽・罪と言えば、代表的なものが男色、つまり生殖を伴わない男性同士の性行為です。

ボスの生きた中世でも、キリスト教以前の古代ギリシャ・ローマで男色が行われていたことは広く知られていましたし、聖書にも男色(アナルセックス)や獣姦が行われる堕落した街としてソドムとゴモラという場所が登場します。

当時の意識では、性の罪の代表的なものだったのでしょう。
もちろん獣姦を思わせるものもあります。鳥にケツ掘られる。

この中央パネルで面白いのは、直接的なセックスは描かれておらず、なんとなーくエロをにおわせるような行動のみが見られることです。

アナルプレイも、はっきりしたものはここ一か所だけ、それ以外はキスとか軽いおさわりくらい。

やたらお尻を突き出した感じのポーズはたくさん見られますが。

キャッキャウフフ、ケツプリ。 みたいな。



あ、あと地獄のほうには、ケツに笛や矢をぶっ刺されてる人がいますね。
花を挿したり挿されたりしてるのは楽しそうでしたが、こっちは苦痛そうだ!
尻で笛を奏でさせられるという拷問

明らかに矢が刺さっている


ボスの狙いだったはずですが、これはいわゆる宗教画というより、エンターテイメント要素が強い絵ですね。
発表されてから大人気になった理由もよくわかります。


英語ですが、こちらのサイトですごく良い高画質の画像が見られます。
とにかく細かく、いろんなことが起こっている絵なので、ぜひ見てみてください。

面白いですよー!
https://tuinderlusten-jheronimusbosch.ntr.nl/en


ウォーリーを探せのエログロ版!

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2016年10月25日

気づいたらほぼ2年後

夫が出張でおらず、ひとりでネットサーフィンをしながら過ごしていた夜。

あ、ブログやってたんだっけ。

と突如思い出しました。

ということで、ほぼ2年ぶりに見に来ましたよ。無責任極まりない!

そうだそうだ、やってた! 

と自分で書いたブログを見に来て、書いた内容も忘れていたので読み返しました。

けっこう頑張って書いていたな、とあの頃の自分をほめてあげたい。(他人事)


でも、久しぶりに読んでいて思ったこと。

美術のことを書きたい。

エロも書きたい。(むしろこっちが本命)


また頑張って書こう。夫の目を盗んで。

No エロ、No ライフ。 



現役復帰宣言!
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2014年12月29日

ワンモアタイム・ワンモアチャンス

年末で会社が休みになり、ふと見に来てみたのですが(管理者とは思えない発言)、もう2年も更新してないのに、皆さん見に来て下さってるのですね!

感謝感激雨あられです。パスワード覚えててよかった。。

ちゃんと生きており、美術も相変わらず愛しているのですが、更新するほど勉強が出来なくて申し訳ないです。。 来年は公私ともに大きな変化の年になりそうなので、言い訳せずに頑張ろうと。。

と言うのも、誰も興味はないと思うのですが、結婚することになりました。

そしてまた、結婚に伴い退職、夫(予定)の住む遠方(関東)に転居することになりました。

人生はいろいろあるものだなと思いつつ、数年の遠距離恋愛や、予期せぬ転居に灌漑深いものもあったりするのですが、

目下の心配は夫(予定)にこのブログがばれないかということだと、さっき気が付きました。

普段はブログの存在を忘れていたのですが、先程彼が何気なく

「俺が学生時代にやってたブログ、すげー人気あったんだよなあー!読者もいっぱいいて。。やめちゃったの惜しかったかなー!」

と言い始めたので、こちらも意識せず「へー、あたしもブログやってたよー」と言ってしまい、

「え、そうなの?どんなこと書いてたの?」と楽しげに聞かれた。


は!!しまったーー!!

エロ美術と男根と女性器について熱く語ってる、なんて言えねーーーー!!

「え、うーんと、あの、大したこと書いてなかったよ。えーと、趣味のこととか。もう全然書いてないし!ウフフ!」

とごまかしたものの、「へえー、趣味ってなに?読んでみたいなー!」と嬉しそうにされ、冷や汗ダラダラ。

ほとぼりが冷めた後、そう言えばブログ今どうなってんだろ・・?と見に来てみたという。


しかし、結婚はスリルと安定感が大事と言いますし(誰が?)、見つからないように書いてみるのもいいかなと。転職活動中は時間ができると思うし。


家族と実家で過ごせる正月も今回が最後ということで、年末年始はお互いの実家でのんびりする予定ですので、取りあえずは更新がんばってみようかしら。


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何書こっかなー!

2012年6月29日

シンディ・シャーマン 「セックス・ピクチャーズ」


いやー、うっかりしている間に年が変わってました! (超いまさら!)
っていうか、もう春も過ぎて夏ですね。ちょっと気取ってみるどころでもありませんが。

 もはや書いている本人ですら、思い出した時にたまに見に来るくらいの当サイトですが、いつの間にか、「ペニス彫刻」とかのキーワードで検索してくる方が増え、すっかり男根ブログとしての地位を確立したようです。 これはやっぱりめでたいのかしら。

さて、あんまり内容が男性器だらけだと、当初の目的である「エロス 」の追求がおろそかになってしまうかと思うので、今回はきわどい女性器の描写を投入することにします。 

ああ、そうさ。 女性器って言ったさ。 

えー! とお思いのみなさま、センターフォールド美術系は(一応)アダルトブログではございませんのでご安心を! 勃っちゃうようなのは一切出てきません。


だって、こんなんだから

無題#250(1992)
あっはん・うっふん的なポーズなのに、エロどころか戦慄さえ覚える。ちなみに股間にぶっ刺さってるのはソーセージ。

ページを戻ろうとした人、ちょおっと待ったー! びっくりさせてごめん、大丈夫だから読み進んでー!!

これは今年2月からニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催されていた
アメリカの女性写真家、シンディ・シャーマンの回顧展に出展された作品の一部です。

シンディ・シャーマンはニューヨークで活躍中の写真家で、21世紀アメリカで最も重要なアーティストの1人だと言われています。

彼女の作品は、自分自身が演じる「キャラクター」を被写体とした写真シリーズで、メイク、衣装、さまざまな小道具を多用して、本人とは全く異なる女性になりきったポートレートなど。

そのシャーマンが一時期作成していたのが、この「セックス・ピクチャーズ」と呼ばれる作品たち。自分自身がモデルになっていないと言う点では、ちょっと他の作品とは違うのです。

事の発端は1989年、アメリカ保守派の政治家達が、ロバート・メイプルソープやアンドレアス・セラーノなどの前衛的なアーティスト達が発表していた作品を問題視し、そんな芸術家に補助金を出していたNEA(芸術家や芸術団体に助成金を出すアメリカ連邦政府の組織)を猛烈に批判したところから始まります。

NEA側も、助成金を交付したアーティストの芸術的な選択について関わることはできないと反論はしたのですが、とにかく非難ごうごうの大問題に発展し、メイプルソープの展覧会を予定していた美術館が展覧会自体をキャンセルする始末に。(それはそれで、なんでキャンセルすんだと美術界からは非難された。)

結局、翌年1990年にアメリカ政府は「サド・マゾヒティズム、ホモ・エロティシズム、子どもを性的に利用したもの、文学的、芸術的、政治的、科学的に意義のない性的な行為等、わいせつと考えられるものすべて」にNEAが助成金を出すことを禁止する法律を通します。

政治が芸術から自由な表現を奪う、というのはシャーマンを含むアメリカのアーティストたちには大変ショッキングな出来事だったようで、この一連のセックス・ピクチャーズのシリーズもその抗議として発表されていたものなのですが、プロテストとしてだけなくても非常に興味深い。

というのも、ご覧のとおり、このエログロ写真たちは医療用マネキンを被写体にしたものだから。


無題#264 (1992)
股間に鎮座ましているのは、スチロールで作ったピンク色の女性器。うわぁ・・・と言うのが正解。

ご覧のとおり、マネキン達のきわどいポーズはハードコアなポルノをモチーフとしているんですが・・・全くエロくなくてですね。

っていうか、むしろグロい!ほんと、普通にキモいよね!


それと分かる人間の形なのですが、色々な医療用マネキンのパーツをつなぎ合わせて作った人体なので不気味な気持ち悪さがあって、巨大な女性器がドドンとむき出しになっているのにも関わらず、ムフフな雰囲気は皆無です。

変わりにかもし出されているのは、むしろ目をそらしたくなるような俗っぽさ、えげつなさ。


世に出回ってるいわゆるエロ本と同じように、おっぱいと女性器を露出してて、うっふんなポーズを決めるマネキンたち。 違うのは、セックス・ピクチャーズのマネキンは疑いようもなく「作りもの」だってことだけ・・・でも、気持ち悪い。

でも、長く見つめていると「ニセモノ」人間のマネキン達が一生懸命アソコを出してるのが、何となく、滑稽で寂しいのね。

ポルノってなんだろう、世の人がポルノだというものってなんなんだろう、って考えさせられちゃいますな。

これこそが、シャーマンの狙いとするところなんでしょう。


無題#255(1992)
展覧会では直視できない人や、本物の性器を撮ったと思った人もいたらしい。まぁ、責められんな。


さ、今回はペニス出てこなかったね!(満面の笑顔で)



そのうちアダルト指定されちゃうかしら・・・?
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2011年9月30日

男根ドキュメンタリーから古代ギリシャを思う

みらんは少々特殊な仕事をしているのですが、必要に迫られて最近はもっぱら英語を勉強しております。 外国語の勉強っつったらとにかく慣れだと思い、帰宅するとYoutubeなんかをオンラインで見ているのですが、ものすごく気になるドキュメンタリーを見つけました。

その名も 「My Penis and Everyone Else's (私のペニスと他のみんなのペニス)」

すごいタイトル。 こんなこと言われたら見ないわけにはいかないよね!

イギリスで2007年に放送されたドキュメンタリーなのですが、これが面白かった。

これは、ナニがすごく小さい男性が、その小ささと向かい合い、葛藤し、とうとう受け入れるまでの軌跡を描いた2005年のドキュメンタリー、「My Penis and I」という作品の続編なんだそうです。

文字通り、身体を張ったドキュメンタリーです。

なんのこっちゃ、という感じですね。 

みらんは女性なので、ただ圧倒されたのですが、男性にとってナニの大きさというのは重要なんて言葉では語りきれないほど重要なんだなあ、と。

数センチほどの極小ペニスの持ち主であるローレンス・バラクロー監督(彼の持ち物もしっかり出演してます)の、「ペニスが小さい故の苦しみ」は壮絶で、男性器の肥大化手術を本気で考え、病院まで行くものの思いとどまり、とうとう石膏で自分のモノの型を取り、それを改めて眺め、愛でることで短小の自分と折り合いをつけます。


ここまでの話が描かれるのが「My Penis and I」で、その後、自分のモノと折り合いをつけたバラクロー氏が、世の男性たちが自分のペニスを受け入れられるように奮闘する物語が「My Penis and Everyone Else's」です。

ポルノが手軽に見れるようになったことで、普通以上に巨大なブツを持つAV男優たちを目にする機会が増え、標準サイズの男性たちの半数が「自分のサイズに満足していない」としている世の中に疑問を持ったバラクロー氏、

男性たちがもっとペニスについて語るべきだと、「I want to talk about penises (ペニスの話をしましょう)」と書いた札を首から下げて街頭に立って呼びかけ、床屋に入ってお客さんにペニスについて話しかけ、最後はイベント・プロモーションの会社の協力の下、ペニスの写真展を企画します。

匿名で投稿できるウェブサイトを立ち上げ、街の男性たちに声をかけて、自分のナニの写真を送ってもらい、それをギャラリーで展示します。 展覧会はかなり盛況で、十人十色の形状のブツが壁中を覆いつくす様子は壮観です。 前編英語ですが、映像だけでも見て損はないですよ!



さて、空想美術館の本題に入りますが、ドキュメントの中に、バラクロー氏が「なぜ古代ギリシャの彫刻はみんなペニスが小さいんですか」と専門家に問いかけるシーンがあります。

これ、きっとみなさんも思ったことがあると思うんですが、そうなんですよ、古代ギリシャ、ローマの男性ヌードはみんな超ミニサイズでおまけに包茎です。

これは、当時の男性がみんなミニサイズだったわけではなく、「理想化された人体」の一部なんですね。 当時は、小さく、包皮に包まれた先細りのペニスが美しいとされておりまして、反対に現代の男性から崇拝されているズル剥け巨根は、野蛮で洗練されておらず、滑稽とされていました。

アルテミシオンのゼウスまたはポセイドン (前460) ばっちり包皮余ってます。


古代ギリシャの壷なんかには、ヒーローと悪役が描かれているものもあるのですが、ヒーローはみんんな短小・包茎で、勃起しているヤツはみんな悪役です。 なんて分かりやすい。
悪役じゃなくても、バカとかね。 バカで未開の野蛮人、みたいな人は巨根で勃起です。

皿に描かれたサテュロス(前520-500) 野蛮でグロテスクなんだそうです。


この説明はドキュメンタリーの中でも出てきますが、このサイトを見に来て頂いている方の半数は、村上隆の「マイロンサムカウボーイ」か「ダニエル・クレイグの全裸シーン」の検索でいらっしゃっていますので、ペニスの話をするのもいいかな、と!(超適当!)


男性ヌード彫刻の短小・包茎の美、ということを考えると、「マイロンサムカウボーイ」ってやっぱり面白い作品だな、と思うのですが、いかがでしょうか。 短小・包茎の全く逆を行ってますからね!




一生分くらいペニスって言った、今回。 
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2010年10月2日

しなやかな肢体:ピエタのバリエーション2

すいません、まだ映画見てません!クーロス像についても書き終わってません!

実はちょっと先に書きたいものができちまいまして、と言うのも、

アメリカはニューヨーク発の超前衛的ファッション・アート雑誌である
「Vマガジン」の最新号の表紙が見逃せなかったのですよ!!



どうですか! 


ヴォーグやコスモポリタンなんかと違って、Vマガジンは知る人ぞ知るというタイプの雑誌だと思うんですが、

この表紙はすごいっすね!思わず 「おおー!」と声を上げてしまいました。

まずモデルの説明からですが、黒髪の女性はセルビア出身のパフォーマンス・アーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチで、ふんどし姿で彼女に担がれているのはスーパーモデルのタイソン・バルーです。

いやー、アブラモヴィッチは結構な年齢のはずなのに、独特の貫禄を漂わせていて美しい。

剃刀で身体を傷つけたり、火の中に横たわったりと過激なパフォーマンスで知られる彼女
ですが、スタイルも良くて、モデルとしても全然いける。

そして、注目すべきはやはりタイソン・バルー。

だって、このポーズはかの腕だらんでしょう! 

ピエタ、すなわち聖母マリアの腕に抱かれた死せるキリストのポーズとして紹介したアレです。

裸にちっさいふんどし一丁という出で立ちも、間違いなくキリストをイメージしたものでしょうな。

前にミケランジェロのダビデ像みたいな人間はいないと断言しちまいましたが、

あれ撤回します。

だって、この人のカラダすごいっすよ! 何なんですかこの肉体!
さすがは、世界で一番売れっ子の男性モデル。本当に彫刻のような身体です。

見ておいて損はない肉体↓




さて、以前紹介したとおり、あのピエタのポーズというのは、聖母マリアに横向きに抱えられ、右腕がだらーんと垂れ下がり、頭も後ろにがくっと垂れ、無防備でそこはかとなく扇情的なんですが、この写真では、このポーズの持つ官能性が本当に強調されております。

キリストっぽくポーズを取っている写真の中のバルーは、死体っぽいどころか、色気ムンムン超生身。

白くてしなやかな筋肉に覆われた肢体は、何と言うか、エロい。

まあ、バルーのように、彫刻のような肉体を持つモデルがやって初めて、かもし出される
エロチシズムかもしれませんが。

これでアブラモヴィッチがバルーを膝に抱きかかえていたら、相当に宗教画っぽい写真に
なっていたと思うんですが、黒のスーツ姿の彼女が肩にバルーを担いでいるという画は
中々斬新でいいですね! 力強くてセクシー!みたいな。

ちなみに、この表紙のスタイリングをしたのは今をときめくレディ・ガガのスタイリストであるニコラ・フォルミケッティです。

生肉ドレスだ人毛ビキニだと、ガガ様のファッションは何かと物議をかもしておりますが
やっぱりこのスタイリスト、ただ者じゃない・・・! 

「腕だらん」のエロさにナイス着目。


買っちゃおうかな、Vマガジン・・・。
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2010年9月17日

次回は

気がついたらもう9月も半ばです! 時間の経つのってあっという間ですねえ。

夕べ、突然炭酸飲料が飲みたくなりまして、それはもう切羽詰まる感じで
財布を引っつかみ、近所のコンビ二へダッシュをかましたのですが、
お目当てのサイダーを買って店を出た瞬間、ふと風が涼しくなっている
ことに気がつきました。

炭酸飲料より、あったかいスープがいいような感じ。
おしるこ売ってたら買ってた。


さて、常に更新停滞状態なのは変わりないのですが、そろそろ次のネタを
頑張って書きますよ!
(常に周りに宣言してないと出来ないタイプ。)

実はずっと見ようと思っていた映画をゲットしたので、そのレビューかなと
思っているのですが、前にちょこっと書き散らしたものも取ってあるので、
そっちも書き上げようかなと思ったり。

要は優柔不断なわけです。

こんな下らないことを切々と書き連ねるブログですが、美術に関しては
いい加減なことは書けないので、結構時間もかかっているのです、

という事で、先に書きあがったものから公開することにします。(超適当!)

では、次回は映画「レンブラントの夜警」レビュー、もしくは美術館の悪夢
として名高いゲティ美術館所蔵の「クーロス像」の贋作疑惑の記事で
お目に掛かります。 


ごきげんよう!(半年くらい更新されなかったりして!)

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2010年8月30日

残暑お見舞い申し上げます

いまさら? って感じですが。

毎日暑いですね!

ということで、残暑見舞いとして(?)トップ絵更新です。

ロイ・リキテンスタインの Seductive Girl(1996)





人前で見るには、ちょっと恥ずかしいブログになっちゃった?
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愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像

前にフランシス・ベーコンの記事を書いたのですが、なんとベーコンはちゃんと映画になっているそうで!

しかも、彼の恋人役にはジェームズ・ボンド役が記憶に新しいダニエル・クレイグがやったそうで!

と、なったら見るしかないでしょう!という事で、見てしまいましたよ

愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像


レビューに時間がかかって申し訳ない。 ようやく書けました!


しかし、なんともはや不可思議な映画でした。 

芸術的とでも言えばいいのか、カメラのアングルやシーンの構成が独特で、

一般受けするエンターテイメントではないものの、ベーコンの絵を知っている人なら

かなり楽しめる画になっています。

「あ、このシーンはあの絵!」っていう感じ。

かなり分かりやすく出てきますので、

なんだろうこの画面は?って思ったら、それは多分ベーコンの絵にちなんだシーンですよ。

ちなみに、みらんはざっと5つほど発見しました。。 

気になった方はぜひぜひ、ゲーム感覚で映画を見てみてくださいな。


屈むジョージ・ダイアーの肖像 (1966)



2人の人物(1953)


トリプティク、1973 年 5–6 月(1973)



役者の方々が上手で、ストーリー自体は地味なのですが、迫力ある演技は見物です。



あ、あとダニエル・クレイグの全裸入浴シーンが出てきますよ! 必見?
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2010年7月20日

村上 隆 「マイ・ロンサム・カウボーイ」 

さて、予告したからには頑張って書きますよ。

大分遅くなったけど!(言わない約束!)


今回は、おなじみニッポンの現代美術家、村上 隆の

「マイ・ロンサム・カウボーイ」(1998)です。



わわわ、なんだいきなり!

とお思いの方も多いでしょうなあ。

これは見たまんま、ナニから大量の精液を噴射している少年です。

勢いもすごいらしく、精液が宙に浮いて、頭上で輪を描いていますな。 

このザーメンがラッソー(投げ縄)になっているのでカウボーイ、というわけです。


この時代の村上作品には、こういうアニメキャラっぽいものが多いのですが、

これも、明らかにフィギュアをモチーフにしていますね。


ただ、卓上サイズのフィギュアと大きく違うのは、

このカウボーイ少年、等身大なんです。


写真で見ていた彫刻や絵画を美術館で実際に見て、

その思いがけない大きさに圧倒された経験を持つ方は多いかと思いますが、

「大きい」というのは、それだけでインパクトがあるものです。


普通の人間と同じ大きさのある彫刻が、

素っ裸で勃起したナニを握り締めていて、更にすごいもんを空中に噴出していたら

これやり過ぎ!と大抵の方はギョッとするを通り越してウエッと感じるかと。

しかも、このデフォルメされたアニメ系の外見は、いかにも「俗」というオーラを発しております。 

美術館で見る、あるいは美術の教科書にある作品たちとはあまりにかけ離れていて、アートとはどうも言いがたい。
 


しかし! 


この彫刻の禍々しさに気を取られて、皆さんお忘れかと思いますが、

裸の若い男というのは、西洋美術史の伝統でありますよ!


その証拠に

古代ギリシャから


ミケランジェロから


ロダンまで、みんな裸の男の彫刻です。



美術館に一歩足を踏み入れてみれば、そこら中ハダカだらけです。

彫刻も絵の中にも、ハダカのオトコ(とオンナ)がそこかしこに溢れています。 でしょ?


村上のカウボーイ少年も、西洋美術史にのっとった、れっきとした男性ヌードだと言えますね。

「ええー、言えない! こんなのちゃんとしたヌードじゃない!美術じゃない!」

って思った方は、もうこの作品の術にはまってしまっています。


西洋美術史のミケランジェロやロダンの男性ヌードは、アニメのフィギュアみたいな体つきじゃないし、

ナニを手でしごいて体液を放出したりしてはいないけど、でも、

・・・あんな人間もいないですよね。 

筋肉隆々で、バランスが取れた理想的な人体、でも見る人がドキッとするような部分、

具体的に言うと男性器はかなりひっそりとしてます。

「生」は描かれてるけど、「性」は主張しない。 


その辺、村上カウボーイは誇張された「性」のカタマリで、限りなく「生」ではない人間のカタチ。

生身の人間からはかけ離れた、アニメキャラの細い手足、でっかい目、ツンツンの髪。

勃起した男性器に超人的な勢いの精液。

いびつに歪んだ、人間というもののデフォルメだと思います。


みらんは女性で、あんまりエロ本とかエロゲームとは縁の無い生活をしておりますが、

・・・たまに見かけると、すごいじゃないですか。

ちょwwこんなのwww無いwwww っていう、それこそ、このカウボーイ君みたいな絶倫キャラ出てきますよね。

日本の(アニメのものを含む)ポルノってのは海外では有名らしいし、

現実にはいないけれど、ポップカルチャーを一枚めくれば、そこらに溢れ返っているようなオトコのプロトタイプ

ってことじゃないでしょうかね。


いわゆる正統派の「美術館系」男性ヌードは、確かに実際の人体により近く形どられているかもしれないけど、

人間が本来持っている性的な要素がほとんど排除されているのは事実。

現在私たちの住んでいる性が氾濫した世界というのは、意外とあのザーメンブシュー!っていう彫刻のほうが

より良く表現しているんではないかい?


って問いかけられているように思うのです。 してないよ!とは言い切れないなと。



ちょっと力が入りすぎちゃったので、今回はこの辺で!



しかし大量に放出しておりますな!
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2010年6月16日

トピック探し

最近ようやくパスワードを思い出して、またこのブログが書けるようになったので、

アタイ、エロが書きたい!書きたいんだよ! 

と意気込んだのはいいのですが、

時間がねえー! 


実は仕事の担当が変わりまして、

新しい上司がもう、アンビリーバボーなルーザーでして。

最近は彼のケツぬぐいに休日出勤をしている有様です。 


頑張って更新します!と宣言はしたものの、

こんな瀕死ブログ、更新したところで誰も気づかねえし、と

前言撤回する気満々になっていたのですが、

結構見に来て下さっている方がいらっしゃる。


これはもう、自分の中のエロというエロを掘り起こして書くしかないですな。

と、いうことで、次回のテーマを今決めます。

村上隆 「マイ・ロンサム・カウボーイ」でいかがでしょうか。

公開がいつになるかはわかりませんが、少しずつ書き進めますよ。


景気良くいきましょう
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2010年6月14日

ご無沙汰

いやはや、すっかり更新を忘れていました。

っていうか、ブログの存在すらを忘れてた。

アッ、ブログ持ってたんだった!って先月くらいに思い出したんですが、

今度はパスワードが思い出せませんで。


ブロガー失格です。 いやぁ、失敬失敬。


最近は全くエロい絵を見る機会がないし、

セカンドバージンを名乗れそうなくらいセックスもしてないので、

芸術的な煩悩が沸いてこなくて困ります。


こんなエロ無しの人生なんて寂し過ぎるので、

頑張って日常の生活にエロスを取り入れたいと思います。


エロ化宣言!

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